情報の収集と発信能力

 

情報通と言われる人や会社が有ります。

ですがただ単に「情報を数多く集める」だけならば現代ではグーグルが世界一です。

全てのネットやメールは多かれ少なかれ誰か（どこかのサーバー管理者）には筒抜けで見られていますから。

「仕事」に出来るか、それとも出来ないかの差は集めた情報の「発信」と「編集能力」にかかっています。

「自分を良く見せる」事と情報を「素晴らしい物に見せる」事は根は同じです。

同じ商品を売る場合にも誰が売るのか？によって販売結果は大きく変わります。

ですからビルオーナー様からお預かりした情報をぞんざいに扱う業者さんが未だに多い事がとても不思議です。

せっかくお預かりした貴重な情報ですから少しでもテナントさんへ分かり易くアピール出来るかに日々心を砕いています。

手書きのFAX（たまに筆ペン使用）を見かける事があります。

毎分毎秒進化している出店企業の開発担当者さんが黒々として見にくい紙情報に価値を見出すとはとても思えません。今でもたまに「手書きは人の心の扉を叩くんだよ」と言う事をおっしゃる方もいらっしゃいますが、それは時と場合に因るのではないでしょうか？

スピーディーに正確な情報の発信が不可欠な不動産仲介ビジネスにおいて、もはや「手書きのFAX」は「私やこの会社はこの程度の情報処理しか出来ません」と公言しているようなものだと感じます。

とは言え弊社も未だにメールに頼り、LINEやその他のSNSをビジネスの武器に出来ていません。

現在ようやく「スマホ向けの情報表示の改善」に取り組んでいる所です。

情報も仕事も今後はどんどんAI、ロボット、VR技術などに置き換えられて行くでしょう。

これからも最新とは行かないまでも利用できる情報ツールは取り入れて行かないと置いて行かれる焦燥感は失わずに日々の情報編集に邁進して行きます。殆どの企業様が4月から新しい期へ突入しますが、今期もお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。

 

平成29年04月03日

株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介