代表取締役 井上 良介
1月度の新規店舗物件数はほぼ横ばいでした。
そして相変わらず値下げ店舗情報が約50％を占めています。
当社の別のサイト「店舗相場TOWN」の中の東京の賃料推移グラフを見ていただくと、1年前に比べて15％ほども賃料が下落している事が分かります。
一方他の3県では1年前に比べてあまり賃料自体に変化はありません。
これは元々高額だった東京の店舗賃料が他の3県に近づいてきた証です。
一方で店舗物件数は横ばいでも出店企業数が減っていますので結果として「店舗物件はダブつき気味」と言うのが今の店舗市場です。こう言う時期にはおのずと企業側の選択眼は厳しくなると同時に殆どの出店交渉に際して賃料交渉が入ります。
但し中には立地に優れていると同時に募集賃料の設定が現状の相場と上手くマッチしている為に、10社以上の満額申し込みが殺到する物件も存在します。しかしそう言う場合でも貸主側は「今は必ずしも大企業を選択する」とは限らず、出来るだけ「先が見込める業種」を見極める傾向があるようです。
平成22年02月02日
株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介
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