何でもかんでも安くなって来ました。

最近では格安ジーンズ、ランチやお弁当の格安メニュー、居酒屋の300円均一メニューや10円メニュー、不動産価格はもちろん給与まで下がって来ています。

まさに「デフレ感」がひしひしと感じられます。

何故か飲料水だけはあまり値下がりの話題はありませんので、こんな世の中でも安定して利益を上げているようですが。（あくまで個人的な見解です）

さて店舗物件ですが、これで9ヶ月連続の「供給増加」となりました。

賃料の傾向についてはグループサイトの「店舗相場TOWN」をご覧下さい。

店舗物件が増え続ける背景には不景気それも「モノは買わない、外で食べない、あるもので我慢する」と言う「消費の閉塞」が大きく影響しています。

結果として消費者が減り続けるので「お店も減り続ける」傾向が止まりません。

良く長期間募集している大家さんから「どうすれば決まるのか？」と相談を受けますが、一言で言えば「妥協をして頂く」より他に方法があまり見当たりません。

それは例えば募集賃料がこれ以上値下げは出来ないのであればフリーレント（賃料無料期間サービス）を提供したり、初年度半額などの段階賃料を設定して頂く。

飲食は不可だったならば飲食もOKにして幅広くテナントを探し直す。

あまり外観にばかり拘らずにテナントが希望する大き目の看板も受け入れる、などなどです。

この先ますます景気は不透明です。

底を打ったとは誰も言えない状況が続いています。

早め早めに手を打つ事が肝要です。

平成21年10月08日

株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介