日本の総人口、5年で96万人減「 調査開始以来初の減少！」

 

これまでも散々ニュースや情報番組で減ると言われてきた日本の人口ですが、実際に「減りました」と言う調査結果を目にするとショックを隠せません。

もうこの先は「年々減り続ける」ことが確定しているので、毎日のように目にする「減る」と言うイメージに押し流される事無く、日々の仕事や生きる活力を失わないように気持ちをコントロールする事が重要になるでしょう。

その反面では当然「減り続ける需要に対しての店舗サービスやアプローチの方法」も大きな課題となります。

現在政府は「金曜日を早く終業出来る法令を作ろう」と草案を練っているようですが、如何なものか？と感じます。

就労人口が減るにも関わらず従事する時間を削る事は、益々日本の労働力の絶対総力が過小になり、益々国力は衰えるのではないか？と単純に思えます。

それに代わる「移民の労働力を導入する」などの計画は相変わらず皆無のようですので、まさかここのタイミングで「単なる票取り」のためとも思えませんが、もう少しストンと納得できる方策の提示を期待したい所です。

唯一の労働力維持の為の変革が「70歳まで働け！」では、労働効率が数倍高く、平均労働時間も日本とは比較にならない（一日平均6，5時間でほぼ完全週休3日相当）ドイツなどと比べて見ても、日本があまりにもみじめに見えてきます。

日本の労働効率が先進国中で最下位なのは周知の事実なので、ただ「仕事時間を減らせ、でも70まで働け」では、薬付けにされていつまでも延命する日本独特の倫理観と同様に、いつまでも若返りや子供が自然に増えて行く仕組み作りにはほど遠いような気がします。

 

平成28年11月02日

株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介