11月も「空室店舗数」は増加しました。

このまま行けば12ヶ月連続で増加する事も大いに考えられます。

出店企業様の傾向はやはり「低価格」商売の業種が殆どです。

これは飲食、物販のどちらにも言える傾向です。

最近情報をお預かりしてもまず「無理かな」と感じる物件は「100坪を超える大箱」の場合と「20坪以下の飲食不可の小型の箱」です。

初期投資リスクが大きい「大箱」の新規出店は本当に少なくなりましたし、1Fで5坪〜20坪で「飲食不可」となると今現在「新規出店する企業や業種は殆ど居ない」状況です。

ですから「大箱」の場合は「分割プラン」をお勧めしています。

また1Fで「飲食NG」の場合は余程のターミナル駅前でない限りはテナント付けは正直難しいとお断りしています。

こう言うテナント不況の時期ですから「どんな業種ならば入る可能性があるのか？」を最大限に考慮する事が円滑な貸ビル運営の基本では無いでしょうか？

平成21年12月08日

株式会社ビルズ 代表取締役 井上 良介